最近奇数月が楽しみです。
偶数月が嫌いなわけじゃないんです、ちゃんと理由があるんです。
それは…大相撲の本場所が開催されるからです。
ていうか、そもそも大相撲の本場所って奇数月に開催されるんですよ。私ちゃんと大相撲見るまでは知りませんでした。
本場所っていうのは一年の中で東京で3回、大阪、名古屋、福岡で1回ずつ行われ、成績が今後の番付を左右するものです。って言っても小難しいかもしれない。
まあ超簡単に言うなら、NHKで中継やってるやつが本場所です。
なぜいきなり相撲にハマったのか
大相撲には昔ほんとに微塵も興味がなかったんですけど、野球を見始めて暫くした頃から、Youtubeで相撲含めプロレスなど格闘技の動画を見る時期があったんです。ただほんとに深夜の時間を浪費していただけだったんです。
そこで以前耳に挟んだ話「所沢出身の大相撲力士がいる」というのである日調べてみたんです。しばらく彼の動画ばかり見ていました。番付を調べたら最近は前頭の上位で取り続けているものですからまあ驚いたもんです。
相撲好きなら知っていると思います。彼の四股名は北勝富士です。
なら実際に今の相撲をTVでいいから見たい!と言ってNHKで中継を見たのが始まりです。
本場所の時期と場所
少し話を戻して、「じゃあNHKの中継はいつやるんだよ!」という話をします。
先述の通り、毎月行っているわけではなく奇数月のみ行われています。具体的には、
1月:初場所(東京)
3月:春場所(大阪)
5月:夏場所(東京)
7月:名古屋場所(名古屋)
9月:秋場所(東京)
11月:九州場所(福岡)
の通りに行われます。正確には開催月を冠した「n月場所」の呼び名が正しいらしいですが、初場所や春場所などの通称も当たり前のように使われていますし、どっちでも通じると思います。
本場所開催
本場所は15日間行われます。毎回日曜日に始まり、翌々週の日曜日に終わります。
基本的に15日間の中で勝ち越せば番付が上がり、負け越せば下がります。
但し、大相撲はNHKで中継をやってる時間が全てではありません。取り組み自体は朝から行われています。NHKで中継が見れるのは基本的に「幕内」に属するほんの一握りの上位力士だけです。「幕内」というのは大相撲の番付の一番上の位です。実際にはもっと下にいくつもの階級があり、低い順に朝から取り組みが行われています。また、全ての力士が毎日相撲を取るわけではなく、幕下以下は7番(7日)しか相撲を取りません。
一日の流れ
時系列順に示していきます。
前相撲:番付に載っていない力士の取組。新人力士や序ノ口で全休した力士がここ。
序ノ口:一番下の番付。「この程度はまだ序の口」の語源はこれ。
序二段:下から二段目なので序二段。だいたいの場合最も人数が多い。
三段目:番付表で上から三段目に書かれるので三段目。東西各100人が定員。
幕下:当初は幕内の下にあったので幕下。ここまでは7番しか取組をしない。
十両:所謂「関取」と言われるのはここから。待遇もすごい良くなるとか。
幕内:一番上の番付。NHKで中継をやってるのは大体ここ。
大体このようになっています。大体横綱や優勝争いに絡む取組は最後の方に行われ、大関同士、横綱同士の取組は最終日に行われます。
力士紹介がしたい!
とはいっても、そんな力士の名前も知らねえし何が面白いのか分かんねーよって言われそうなので、力士の名前とかそれの何が面白いのかを語ろうと思います。
結構贔屓目に見てる力士を多めに出すと思います。
当方ガチ初心者且つ幕内の取り組みしか見てないマンなので的外れなこと言ってたらごめんなさい。
北勝富士(ほくとふじ)
さっきも少し紹介した北勝富士です。私と同じ所沢出身で、最高位は小結です。
彼の強みはなんと言っても強烈な押しと、力強いおっつけですね。おっつけというのは、腕肘を使って相手を下から上へと抑えつけることです。相撲は重心が高いと全体的に不利になりがちなので、下から上へと当たっていくことが多いです。
彼はそのおっつけが非常に強く、相手の攻めを封じながら自分が前へ攻め込んでいくことができます。相手の重心を浮かせれば押したり投げたりしやすくなりますからね。
朝乃山(あさのやま)
平幕中位にして昨年5月に幕内優勝を果たした注目の力士です。11月に小結まで上がり、今は関脇まで昇進しました。
彼は突き押しよりも四つ相撲(まわしをとる相撲)が多いです。そのままおっつけて相手を土俵の外へ持っていったり、投げたりすることが多いです。彼はこれが非常に上手く、彼はそう遠くないうちに大関、更には横綱になるんじゃないかと思っています。
碧山(あおいやま)
力士というと日本人やモンゴル人が多いイメージかもしれないですが、彼はブルガリア出身です。最高位は関脇。
体重は190kg台という大きな体が特徴で、ちょっとやそっとじゃビクともしません。その体を生かした突き押しで土俵の外まで出せますし、まわしを取ったらもう相手は何もできません。
重心が高くなりやすいなど弱点もありますが、相撲に於いて大きな体は少なからず重要な武器になりえます。
炎鵬(えんほう)
今度は逆に体の小さい力士です。体重はなんと90kg台と力士の中では結構な小柄でありながら、幕内で勝ち越し経験もあり、今場所は大関からも白星を掴んでいます。
彼の場合、相手の殆どが自分より大きいので、真正面からぶつかってもどうなるか目に見えているわけです。ゆえにまわしを取ったり相手を捻り倒したりで勝つことが多いです。そのためか、結構珍しい決まり手が見れることもあります。
相撲をあまり見たことない人からしたら、相撲のイメージが少し変わるかもしれない面白い力士です。
他にも多彩な力士たちがいます。お気に入りの力士を探してみると面白いぞ!
顔が良いからでもよし、体が大きいからでもよし、理由なんてなんでもいいんだよ。
私の推し力士
私は北勝富士から入ったせいか、四つ相撲(まわしを取る相撲)よりも押し相撲を好む傾向っぽく、そういった力士ばかりを推しています。あとは地元や埼玉出身の力士は結構注目しているつもりです。
再三登場北勝富士。大相撲を見始めたのは彼がいたからと言っても過言ではない。
- 大栄翔
埼玉の朝霞出身で、彼も押し相撲主体です。「栄」は埼玉栄高校が由来だとか。
- 千代丸
名前の通り丸々とした体が特徴で、押し相撲が得意です。ちなみに鹿児島出身。
- 琴勇輝
彼も押し相撲。今場所は怪我で休場中なので残念。
四股名ってどうやって決まるん?
相撲には四股名っていうのがあります。「朝青龍」とか「稀勢の里」なんてのは本名じゃないわけです。実際どうやって決められているのか私も昔気になってました。
所属していた部屋がかなり関係する
大相撲には「○○部屋」と相撲部屋がいくつも存在します。その部屋によって四股名が或程度決まることも結構多いです。
春日野部屋…「栃」がつくことが多い
佐渡ヶ嶽部屋…「琴」がつくことが多い
高砂部屋…「朝」がつくことが多い
例:朝青龍、朝乃山
みたいにね。他の部屋にも色々あります。気になったら調べてみてくれ。
地元に由来する力士も多い
地元の地名や景勝を四股名に取り入れる力士も数多くいます。地名の入ってる力士が結構多いのはそういう所も絡んでくるのだと思います。
本名のまま相撲を取る人も
実は最初から本名とは離れた四股名を持っている人ばかりではなく、幕下以下には本名のまま相撲を取っている人が大勢います。十両や幕内に上がった時に四股名を変えるというのはよくある話です。ですが、それでも四股名を変えない人もいます。
かつては横綱でも本名のままでいた人もいます(「輪島」って言います。ggってみて)
四股名にもいろいろ由来があると思うと面白いと思いません?
とまあ、いろいろ喋りました。オタクの早口でしかないんですけど、少しでも相撲の面白さが伝わったら嬉しいです。「お前の早口でサッパリ分からんわ」という人は多分至極普通の反応だと思います。今年の初場所は今週末まで開催されているので夕方NHKにチャンネル回してみてはどうでしょう?AbemaTVでも中継していますから?ね?
では