私が終電収録をしているのはTwitterのオタクなら知っている人もいるかと思います。この前横須賀線の品川行き最終を収録してきたのでこれを例に俺が終電収録をしているか、朝までどうやって過ごすのかを記していこうと思います。
終電を収録する前に
JR線の場合は大体同じ車両なので今回は必要なかったのですが、私鉄だと車両によってスピーカー位置や自動放送装置の有無などが異なります。故に予め前日以前からスピーカーの位置や高さ、狙いの形式の運用などを調べることが多いです。運用によっては当日の夕方に終電収録の決行か中止かを判断することが往々にしてあります。(ただし中止の場合は別の路線の列車を狙って出発することが殆どです。)
家を出る前に
いざ決行の判断を下したら、自宅を出る前に飯を食うなり風呂に入るなりします。大体取材中に腹が減るのと、泊まる場所でシャワーを使えない場合もあるし、使えてもお金がかかります。といったこともあるので準備はある程度しっかりします。日帰りより入念に、泊まりよりは軽くといった感覚です。
最低限の持ち物はいつも財布とスマホと収録機材です。この3つがあればなんとかなるというのが取材の際の昔から心していることです。財布が無ければ電車に乗れず、スマホが無ければ写真が撮れず、機材が無ければ来た意味がありません。
いざ出発
大体は終電の接近放送が録れるように余裕をもって出発します。場所にも依りますが今回は久里浜に向かうために22時に家を出ました。自宅から歩いて駅まで、駅に着いたら電車に乗り込み、終電の始発駅へ向かいます。今回は京急久里浜で降ります。
終電の接近放送
今回の終電はホームで直接折り返して上り列車になるので、その前の下り列車の到着時刻に合わせて接近放送を狙います。久里浜駅のスピーカーはさほど高くなく、雨も降ってなかったので屋根のない閑散とした場所のスピーカーを狙って収録できました。
JR線の場合は停車中の放送を収録することもあります。今回は接近放送には無かった「品川行きの最終です」という放送を確保できました。
但し始発から混雑する終電の場合は接近を収録せず乗車位置に並ぶこともあります。都心のターミナルは大体車内放送を優先して接近を諦めることが多いです。
いざ乗車
いよいよ車内に乗り込みます。まあ設置方法はマイクや車種によって異なりますが、やることは変わりません。とりあえず久里浜駅のホームの階段から遠い号車に設置して、あまり人の目に付かないようにします。今回は上り終電なのでガラガラでした。
都心からの下り終電の時は大体人がいっぱいなので並んでスピーカー直下の座席を狙って確保する、又は後から乗って直下に立つことが多いです。
収録中
大体収録中はレコーダー放置、スマホでTwitterやったりゲームやったり、気になったら車内やホームの写真を撮ることもあります。眠かったら寝ています。まあでも混雑している列車では下手に動けないのでTwitterにへばりついてることが殆どです。
この品川行きは終始空いており、私の号車は立ち客も一切出ませんでした。立ち上がってホームの写真撮影もできるほどでした。
終電が終着駅に着いたら
終電の終わりは路線の終わり。戻ることは多くの場合できません。上り終電だと接続列車が多少残っている場合もありますが、今回は私の最寄駅に帰ることはできないと事前に調査済みです。ということで寝床を探します。世界一のメガシティ東京圏の片隅で野宿というのも私としては憚られるが、終電の度にホテルを取っていては財布が悲鳴を上げてしまいます。彼の気持ちを汲んでやるとネカフェやカプセルがいい塩梅となるわけです。
※深夜営業のガ○トやマク○ナルドも試しましたが余計疲れるのであまりお勧めしません。空気が死んでます。
終着駅の前にそういうのがあれば苦労しないんですが、なかなかそうもいかない。場合によっては数駅分歩くことにもなります。まあ長くても1時間くらいしか歩いたことないですけど。
今回は乗り継いで行ける場所に快活CLUBというネカフェがあるのでそこに向かうことにしました。品川から京浜東北線の桜木町行き最終に乗り、大森で降車。
まあいきなりネカフェに入ってもいいんですが、夜にこうやって動いていると腹が減ってきます。腹が減っては戦ができぬとは言いますが、戦の後も腹が減るものです。都市部とはいえ、大体夜中に開いている店はコンビニ牛丼ラーメンくらいなもんです。
深夜に読んでいる方がいらしたらすいません、でも俺悪くないからね。今回は大森駅前の松屋で腹ごしらえとなりました。
余談ですが、今までで一番快楽物質が出たのは阪急線桂行き終電収録後のラーメン横綱ってお店で食べたラーメンです。朝までやっているお店なんですが、深夜のラーメンは危険だと分からせられました
写真↓
私は夜の街が好きなので移動中寄り道しがちなんですが、駅前にネカフェがある時は飯食ったら暇なので大抵さっさとネカフェに入ってしまいます。ブースを取ってドリンクバーを漫画を漁ってPC触って適当なタイミングで寝ます。
翌朝
目覚めたらまず朝食を摂ります。快活CLUBというネカフェは朝限定でパンとポテトが無料で食べられるという大盤振る舞いなので積極的に利用しています。飯を食ったあとは適当に時間を潰し、普段は8時間くらいで退出しています。8時間で出ようとするんですが寝すぎてよく時間オーバーします。
その後は気分によって、適当に遊んだりする場合もあれば、すぐに帰宅する場合もあります。遠征先では終電に合わせた生活リズムになり、連日の収録をすることも多いです。
というわけで以上が終電収録の一部始終になります。長ったらと説明していきましたが、大雑把に言うと、
- 準備をして早めに家を出る
- 駅で接近を録れたら録る。電車に乗って機材設置。
- 終点まで乗る。収録中でも普段通り過ごす。
- 終点に着いたらネカフェに向かう、無ければあるところまで歩く。
- ネカフェで一晩過ごす
です。
直接帰宅する場合
以上の内容は泊まって帰ってくるパターンです。過去には数は少ないですが、自宅まで帰ってくる場合もありました。こっちは大雑把に言うと
- 昼のうちに自転車を終電終着駅まで走らせる
- 終電の時間になったら始発駅に向かう
- 接近とか車内放送とか収録する
- 終点に着いたら予め置いといた自転車に乗って帰宅する
という手順をとります。距離にもよりますが大体1-2時間くらい漕いでます。往復で2-4時間です。帰宅した後は足だけやたら疲れるので大体すぐに寝ます。
まあはいこんな感じです。今んとこ40本弱の終電の車内放送を持っています(接近放送はもっとあります)が、目標とする車内放送の数は100本です。いつになるのかも想像つきません。これを一気に一つの下車作品にまとめ上げて放出するのが私の夢です。何年先かは分からないですけどね。
なんかもう書くこと思いつかないのでこの辺でいいかなーと思います。久々のブログ更新なのに自分語り100%のクソ記事でごめんなさい、うんこに免じて許してくれ。
では