こてゆび雑記文庫

こてゆびってオタクの雑記が溜まっていくだけです

俺が終電に執着するようになったワケ

恐らくこのブログで初めて鉄オタっぽい話をします

嘘ついた前の記事も鉄オタだったわ…

まえがき

私は終電収録を時々します。遠征の時なんかは毎日のようにするし、首都圏のも気が向いたら収録しています。目標の終電本数は100本です。そして収録しまくった素材を一つの下車作品にして放出するのが私の夢です。いつになるか分かりませんけど必ず出したいと思っています。

そんな私が一体いつから、なぜ、何のために終電に執着するようになったのか、自分の無い記憶と過去ツイを漁りつつお話していきたいと思います。

あっあと今回は接近放送の話は抜きにして、車内放送に限ったお話をしていきます。なぜなら実際に終電に乗るからです。

初めての終電収録

私が人生で初めて収録した終電はやはり地元でした。西武池袋線の準急小手指行き終電車です。日帰りで旅行していた時に終電で帰る機会があり、その際に収録しました。当時18歳だったので深夜徘徊しててもいい年齢ギリギリですね。小手指駅はそれこそ立派な終電終着駅の一つです。最寄駅が終電終着駅だったことは恐らく終電収録の遠因になっていたと思います。

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地元への終電なので、収録関係なく何度も乗りましたけどね。

遠征先の終電収録

恐らく「終電後の雰囲気」を知ったのはこのときです。地元だとあまりそういう雰囲気を感じ取れないのが実情です。ホームの明かりが消えて、タクシー待ちの列が伸びて、ゲーゲー吐いてる人がいて、寝過ごして途方に暮れた人がいて。それが地元の深夜の日常だったのです。

ただそれ自体は多分どこでも同じだと思います。「地元だってそうだよ」って思う人も多いと思います。でもね、

「旅で目にする非日常はその地の日常である」

知らない町の知らない姿を見れる、この感覚が結構好きなんです。ここでいう知らない町っていうのは地元じゃない町です。親の顔程見てきたんですから知らない姿をあまり見なくなるのはせいぜい地元くらいなものです。少なくとも俺は。よく遊びに行く街って日が暮れたら帰路に着くでしょ?夜中の横浜や池袋の姿を本当に知っているのか?僕は訪れるまで知りませんでした。

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駅のシャッターが閉まっている姿、ここに非日常を覚える…

まあでもその雰囲気を感じ取れた終電というのは阪急線の神戸三宮行き最終です。朝や昼の三宮は何度か訪れましたが、真夜中の三宮は本当に初めてだったので何とも言い難い感覚に包まれました。少なくとも悪い感覚ではなかったです。

恐らく引き金となった列車

ただこの阪急線の終電も大きなトリガーとはなりませんでした。んでもって終電収録の大きな引き金となったのは恐らく2018年3月に収録した「準急 相模大野」行きです。小田急線の終電の一つで、ダイヤ改正によりこの終電は現存しません。複々線化の完成によって消滅しました。そう、ダイヤ改正の前にこの列車を収録しておこうという「レア行先&葬式鉄」のような意味合いで収録したのがこの列車でした。

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下車勢で飲んだ後に収録したような記憶がある

帰れないなら帰る手段を予め作っておけ

とは言ったものの、実家暮らしの時は終電目的で平日に外泊なんて早々できないのでろくに収録できないなあと悩んでいました。でもそのうち、そもそも「小手指じゃなきゃ帰れないと思うのが間違い」だと思うようになり、自宅からママチャリで大学が始まる前に終電終着駅まで走らせ、そこから大学へ行くことに。

大学が終わってから、終電が来るのを待って乗車し収録、駅に着いたら予め置いておいたチャリを走らせ帰宅する。あんまり移動時間が長すぎると漕いでるうちに朝になってしまうので、夜が明ける前までには帰宅するようにしていました。

この時期は講義が夕方からで、帰宅が深夜になる曜日があったのでその曜日を利用して3時4時に自宅に着く、なんてことしてました。

東所沢行き、保谷行き、富士見ヶ丘行き、府中行きの終電はこの手段で確保しました。

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終電が到着した駅のホームの雰囲気とか結構好きです

なんていうか、終電後の非日常感を味わえる上に、俺は帰れるんやぞっていう謎の優越感もありました。

一人暮らしを始めてからのエスカレート

いざ一人暮らしを始めるとなったとき、最寄駅は優等停車駅且つ始発終着が多い駅を希望していました。大学の現在住んでいる金沢文庫です。ここも終電終着駅の一つで、オタクには「文庫終収録しても泊まれるようになったぞ~」なんて言いふらしてました。実際に俺も収録してから帰宅しています。

あと一つ大きなポイントだったのは、家族の生活に影響を与えないことです。朝早くに出ようが夜遅くに帰ろうが飯も洗濯も掃除も自分でやるので関係ありません。長期休暇にになれば昼夜逆転しようが誰も文句を垂らしません。そんな環境で迎えた一人暮らし初の長期休暇、春休み。一人暮らし開始~3月末までの3ヶ月で15本の終電を収録するという結果になりました(ただし遠征先の収録もを含む)。単純計算で月に5本ですから、6日に1回は収録しているという計算になります。

まあこの時期はまだ小手指から八景までの定期券が残っていたので自由に動けるうちに乱獲しようと思って奔走していましたね。

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旅先で終電収録後に食べるラーメン…途轍もない量の快楽物質が放出された…

それから終電収録後、即ち終電後には大抵お腹が空くので深夜でも営業している店で飯を食うなんてことがよくあります。深夜に食べるラーメンとか牛丼って背徳感すごいじゃないですか?それを終電収録の後にできるんですからこっちからしたらドーパミンドバドバなわけです。

今までで一番ヤバかったのは上の写真です。阪急京都線の準急桂行き最終を収録してから、ネカフェに向かう道中にあった「ラーメン横綱」さんです。京都ラーメンのチェーン店なんですが、深夜営業している店が周辺でここくらいだったので入ったらマジで頭がおかしくなるんじゃねえかってくらい脳みそがヤバいことになってました。飲酒するより気持ちいいまでありました。深夜なのに店の方にニッコニコで対応されて更に機嫌良くなって俺もニッコニコで「ご馳走様でした!」って言ったのはいい思い出です。実際のその日のツイート↓

麻薬のようにやめられない感覚ってこんな感じなんですかねえ…って今でも思います。

最近の終電収録は

最近は大学の時間割で全休の曜日を作り、気が向いたらその前日に狙いに行くというパターンが殆どです。金曜日は収録に不向き(大混雑、酔っ払いに絡まれる、落下物(隠喩)が発生しやすい等)なので基本やってません。

終電に乗ったあと、本当に何もない場所で一晩過ごすのは僕には厳しいものがあるので、大体はネットカフェを探してそこに泊まっています。

大野準急のときにあったように消滅する終電や元々レアな行先の収録が多いです。

最近収録したのは横須賀線の品川行きです。前回の記事でちょっとだけ書いています。

koteyubi.hatenablog.com

 

結局終電収録の魅力は

からしたら大雑把に分けると

  • レア行先が多い
  • 夜の町という非日常感
  • もう戻れないという背徳感

ってところにあります。こういった私の好きな要因が重なって、今現在終電収録を積極的に行っているわけです。

少し前の自分がこんなに終電ばかり集めるようになるとは思っていませんでした、人生何が起こるか分からないものですねえ…熱が冷めないうちにできる限り収録していきたいですね。んで最初にも言ったし前の記事でも言ったけど、目標の終電本数は100本です。そして収録しまくった素材を一つの下車作品にして放出するのが私の夢です。いつになるか分かりませんけど必ず出したいと思っています。記事投稿時点での車内放送の本数は37本です。まだまだ全然少ないですけど、頑張って集めたいですねえ…

 

そんな終電、皆さんも興味があったら収録してみてください。もしかしたら好きになっちゃうかもしれませんよ?

では